視界に入る緑量で心のウェルネスが増えると言われる「緑視率」に着目。
エントランス奥にワイドなガーデンを設け、
ご帰宅やお出かけの際、一歩ごとに移り変わる情景を愛でられる設計としました。
水の揺らぎが心を落ち着かせるのは、人の身体で最も比重を占めているからとも
言われています。館外とラウンジの間に配された水盤は、
都心生活で失われがちな清涼感を存分にもたらしてくれます。
その硬さから永遠を、個々の表情から品格を感じさせる石。
邸宅の基壇部には、御影石などの天然素材をシックに貼り分けました。
歩行時の音も、そっと触れた時の手ざわりも、すべてが上質を語ります。
都心だからこそ心地よい温もりを重視し、陽光とひとつになる全邸南向きの設計を採用。
バルコニーにランダムに配した縦柱・マリオンには、朝・昼・夕と、
時間帯によって美しい陰影が映し出されます。
伸びやかな空を仰ぐ時、人はストレスを忘れ、大らかでいることができます。
明るい南面に加え、東・西・北面にも配したバルコニーガラスは、
まるで一幅の絵画のように、鮮やかなスカイブルーを映し留めます。
空気の流れは、太古の昔からリフレッシュ効果で着目されてきた自然要素。
東・西が接道する開放的な敷地を生かし、隣接する布池公園からの爽やかな風を招き、
循環させるエアーフローを創出しました。